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ダンスのこと 第一弾

2022/09/10

正しいプリエできてる?

 

バレエやジャズダンスのクラスで“プリエ”していますよね?

プリエの時、先生に「もっと膝を開いて」「つま先を外向きにして」とか

タンジュ(デュ)の時に軸足を、「もっと踵前にして」とか

言われた経験ありませんか?

 …ちなみに、私は高校生の時に、ものすごーく言われて、バレエが嫌いでした!(笑)

  あ、私、90度ぐらいしか開いてません(涙)

 

そして、膝がパカーッと開いている先生を見ながら、“もっと!もっと!”と、どんどんつま先だけ開いちゃってっることに気づかずに頑張っている方…多いです!(私がジャズを教えている時も、多く見かけました)

   

いわゆる「ニーイントーアウト」と言って、スポーツ外傷の中で、膝を痛める大きな原因となる、“膝を曲げた時に、つま先が膝より外に向いたポジション”です。

膝の内側に大きな負担がかかるので、膝の内側側副靭帯・内側半月板・前十字靭帯を痛めやすいと言われています。

 

原因は、偏平足や外反母趾、筋力不足などと言われていますが、ダンスの場合は、“逆に”無理やりにつま先だけを開こうとする積み重ねが、偏平足や外反母趾を助長させてしったり、本来使うべき筋肉が使われないことで一定の筋に負荷がかかり続けてしまい、足関節、股関節に負担がかかりケガをしたり、骨の変形が起きている人が多いです。

 
 

そもそもクラシックバレエの理論は、180度アンディオールしていることが前提で構築されています。

先日、ロシアのマリインスキーバレエ学校の講師とバレエ団の専属ドクターによるボディフォーラムがあったので参加して来ました。

 

マリインスキーバレエ学校に入学する条件

・骨格(アンディオールしているか)

・柔軟性

・体質(DNAレベル:お祖母ちゃんの代まで遡り太りやすいかどうか?)

・手足の長さ

・頭の大きさ

・総合的なコーディネーション能力

等々、日本人にはなかなかハードルが高い条件がそろっています。

 

なので、指導内容は180度アンディオールしていることが前提で、そうでない人は論外、話題にも上がりませんでした。(入学もできないわけだから、まあそうですよね)

            

私が現役だった時は身体作りのためによくバレエを受けていましたが、、

課題は「このアンディオールしていない体で、バレエの理論を自分の体に取り入れるにはどうしたらいいのか!?」でした(笑)

 

23~4歳ごろに毎日のように受けていたバレエの先生が、ある日クラス中に

「こんなにバレエに不向きな体のアケちゃんでも頑張ってるのよ!!」と突然生徒を怒り出したのでした…

 

何となくわかってはいても、そうはっきり言われるとは(汗)

 

と驚きと軽いショックを覚えつつも、それだけ頑張っている自分!と前向きにとらえて、「じゃあ、不向きな体でもここまでできる!と見せつられるように頑張ろう!!」と奮起したわけです(笑)

 

身体作りはバレエだけでなく、コンテ系のクラスやヨガ、年齢を重ねてからはパーソナルトレーに付くなど、自分で言うのもなんですが、研究に研究を重ねてきたと言っても過言ではないかな。

 

まあ…やればやるほど、「クラシックバレエは180度アンディオールしていることが前提に組み立てられている」ということを確認し続けた感じでしたね。

でも、逆にアンディオールしてない体の人が、バレエの体の使い方を、どう体に取り込んだらいいのか?は、かなり説明できるし、教えられると自負しています。

 
 

以前、バレエの体作りについて、ある先生(ワガノア系)に質問したことがあります。

“アラセゴンドポジションについて”

 

① 先に足を真横に持っていって、体のどこを使っているかは後なのか

② 体のどこを使って、足を横に持っていけるようにするのか 

 

「①と②では、先生はどちらの考えですか?」

 

その先生は迷わず

「①ね、バレエはポジションが大事だから」と即答されました。

 

もちろんクラシックバレエとして、当然で正しい答えだと思います。

 

でもでも!

みんながみんな、180度アンディオールしているわけじゃない!90度しか開いてなくても踊りたいの!

 

じゃないですか?(笑)

 

ということで?

アンディオールをしていない体では、②を重視し、何のためにこの“パ”の練習をしているのか?理解しないと、やればやるほど体を壊します!

 

そう!だから、もう一度、鏡をよーく見て確認してみて下さい。

 

・自分の脚が「ニーイントーアウト」になっていないか?

・土踏まずは上がっているか?

・外反母趾になっていないか?

・小指側も踏めているのか?

・内転筋はちゃんと使えているのか?(他にもあるけど、とりあえず)

 

これらを放っておくと、怪我の原因だけでなく、関節の変形の原因にもなります。

 
 

諦めないで、一度ご相談下さい。

柔整師としての知識、PNFの手技、元ダンスインストラクターとしての経験を合わせた、個々に合わせたオリジナル「オーダーメイドメニュー」で対応させて頂きます!

 

次回は、アンディオールに必要な「外旋深層六筋」についてご紹介します!

 
 

日々を笑顔で元気に!

 

Keep smile

 

SMiLE整骨院 小口明美

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