「ニーイントーアウト」が原因かも!?
ニーイン(膝が内向き)ト―アウト(つま先が外向き)とういう状態です。
スポーツをしていて膝の痛みで来院される方の中で、「ニーイントーアウト」が原因となっている方はとても多いです!
原因
・股関節外旋の可動域低下
・骨盤の前傾位
・偏平足
・外反母趾
・浮足
・下肢筋の筋力低下
・股関節周囲筋の柔軟性低下
・X脚 等
スポーツをしている人の中でも、ダンサーは断トツ多いかも!?
ダンスには、ターンアウトポジションがありますが、無理やりにつま先だけを外向きにして股関節が追い付いていない状態が「ニーイントーアウト」です。
それによって土踏まずのアーチが落ちて、偏平足や外反母趾といった足部の変形が起こると、膝だけでなく足関節や足趾にも痛みが出てしまう方も多いです。
変形によって、重心の位置も悪くなるので無駄な力が入ってしまったり、軸も崩れてしまうので、体幹(インナー)を使いきれず、アウターの筋力で頑張ってしまうため、正しく綺麗な動きができなくなってしまいます。
それでも、「ターンアウトして!」と先生に言われたら、頑張ってしまいますよね(汗)、でもやり方を間違えると頑張れば頑張るほど痛みを増してしまいます。
膝がちょっと痛いかも?という方は、鏡に向かって「レッグランジ」で確認してみて下さい。
※片脚ずつ大きく前に踏み込んで、グラグラしないか?グラつきに左右差はないか? チェックしてみましょう!
こんな感じに、膝がつま先より内側に倒れたり、膝がグラグラしたら残念ながら「ニーイントーアウト」になっちゃってます!
≪スポーツなどで、ニーイントーアウトが原因で起こり得る下肢の障害≫
・外側半月板損傷
・内側側副靭帯損傷
・前十字靭帯損傷
・鵞足炎
・ジャンパー膝
・オスグット病
・シンスプリント
・脛骨疲労骨折
・足底腱膜炎 等
年齢やスポーツの種類によっても異なりますが、これだけのリスクがあります。
またスポーツだけでなく、姿勢のくずれ(骨盤前傾)や歩行の乱れも要因となり得ます。
さらに「ニーイントーアウト」の状態が続くことで、膝関節のアライメントが崩れて、軟骨がぶつかり合ってすり減ると、次に大腿骨と脛骨の骨同士がぶつかり合い、関節自体が変形してしまう「変形性膝関節症」になってしまう恐れがあります、
変形性膝関節症になってしまうと、痛みと腫脹が続き、最終的には手術をしないといけなくなるケースも少なくありません。
そうなる前に、適切なトレーニング、ストレッチ、動きの調整などで予防をしていきましょう!
SMiLE整骨院では、PNFによる動きの調整をしています。
P(Proprioceptive=固有受容性)
N(Neuromuscular=神経筋)
F(Facilitation=足通法)
運動神経から働きかけ、正しい動きに調整していくことで痛みも改善していきます。
PNFでは、足底・足趾からアプローチしていきます。
足底や母趾・母指球には、バランス感覚を保つために大事な「メカノレセプター」という機能があるので、足底・足趾から刺激を入れて関節の動きを正しい方向に誘導していくことで、歩行時の体重移動が正しくできるようになり、バランス感覚も良くなり、歩きやすさ、動きやすさを引き出していくことができます。
また、「母趾は内転筋のスイッチ」「小趾は殿筋のスイッチ」になっているそうです。
母趾で床を踏む=内転筋に力が入る
小趾で床を踏む=殿筋に力が入る
と、反射で力が入るので、結果的に、体幹にも力が入るということです!
ちなみに、写真の方はダンスのインストラクターで、子供のころからX脚で、だいぶ前から膝の外側に痛みがあったそうです。外反母趾も進んでおり、足趾の力がだいぶ弱化していました。
最近では、片脚でのプリエ(ダンスのポジション)に不安感があるということで、PNFでの調整を始められました。
調整前のレッグレンジでは、グラグラで体幹もうまく使えませんでしたが、PNF調整後は、足底と足趾でしっかり床を掴む感覚と、足底から体幹までの感覚が繋がり、ピタッと止まれるようになりました!
また当院では、変形性膝関節症・アキレス腱炎・足底腱膜炎・捻挫・肉離れ等に対して、疼痛緩和、組織修復、治癒促進に効果があると言われているLIPUS(低出力パルス超音波治療法)治療も対応しております。
・膝の痛みを繰り返している。
・走ると痛い。
・プリエで痛い
放っておかずに一度ご相談ください。
Keep smile
SMiLE整骨院 小口明美
SMiLE 整骨院
診療時間 | ![]() |
---|---|
住所 | 〒112-0006 東京都文京区小日向4-5-10 小日向サニーハイツ201 |
アクセス | 東京メトロ丸の内線「茗荷谷」駅 徒歩2分 |